TOKYO MARTECH BLOG

MarTechのトレンドや要素技術、各種サービスについて取り上げて紹介していきます。

「Progressive Web Apps」のマーケティングコミュニケーションへの有用性

2018年3月にiOS 11.3でサポート開始となり、にわかに大きな注目を集める「Progressive Web Apps」。 しかし、その以前より既に(主にGoogle社の地道な広報によって)目立った事例も報告されはじめています。 「Progressive Web Apps」とはなんなのか、どうい…

「PlanOut」に見るFacebookのABテストへの取り組み - その2 -

前回記事で触れた、A/Bテストその他の「オンラインフィールド実験」のためのオープンソース「PlanOut」。 先日の記事ではA/Bテストの仕組みとPlanOutの特長、インストール方法から使い方までを概観しました。 ※前回記事はこちら 今回は「PlanOut」のキーコン…

「PlanOut」に見るFacebookのABテストへの取り組み - その1 -

A/Bテストその他の「オンラインフィールド実験」は、マーケティングの検証スピードと精度を高めるものとして、広くインターネットマーケティングで使用されてきました。 PlanOutは、この「オンラインフィールド実験」のために、Facebookが2014年にオープンソ…

マーケット・セグメンテーションにおいて考慮すべき5つの属性

マーケティングの効果を高めるためには、そのままでは大きすぎる市場を、共通のニーズやその他属性に応じていくつかのサブセットに分解する必要があります。 それがマーケティング・セグメンテーションです。 マーケティング・セグメンテーションは、いくつ…

「FingerPrint2」に見るフィンガープリンティングの最新事情 - その2 -

以前も触れた「Fingerprint2」によるブラウザフィンガープリンティング。 先日の記事ではブラウザフィンガープリンティングの仕組みとその実現に利用している情報群を概観し、各ブラウザでの検証結果について紹介しましたが、今回は実装の詳細を見てみます。…

マーケティングにおける部分最適のワナ

本来「どのような市場・顧客に対し、自社のどのような商品サービスを届けるのか」といった全体最適の観点から設計されるべきマーケティング。 しかし、実際にはマーケティングの各活動が部分最適、つまり各部分機能で狭い範囲(見える範囲、考えられる範囲、…

カスタマージャーニーマップをめぐる5つのアンチパターン

カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品やサービスを知り、最終的に購買するまでの、顧客の「行動」、「思考」、「感情」などのプロセスを図示したもの。 私自身、過去に作成したことは一度や二度ではありませんし、他の会社で作成されたものを実際に拝…

本当に「サブスクリプション・エコノミーは拡大」しているのか?エビデンスまとめ

以前も取り上げた「サブスクリプション・エコノミー」。多くの書籍やウェブサイト等でも特に最近「サブスクリプション・エコノミーが拡大している」といった論調が2017年あたりから増えてきたように思います。 確かに成功した企業もあるが、、 「サブスクリ…

マーケティングオートメーション・ツールの名寄せロジックを「Mautic」に見る - その2 -

多くのマーケティングオートメーション・ツールでは、『個人情報の登録を終えているコンタクト(見込み顧客)』と『匿名コンタクト(見込み顧客)』を区分けしています。 「Mautic」の「Visitors」と「Standard contacts」 以前も触れたオープンソースマーケ…

Google Analyticsのコマンドキューの実装を覗いてみる

みんな大好き「Google Analytics」では、非同期によるJavaScriptの読み込み・実行によりアクセスログを逃さずサーバに送信し解析結果を正確に保つため、以前より「コマンドキュー」という実装方式が取られ、これは現行バージョンの「gtag.js」にも継承されて…

マーケティングオートメーション・ツールの「名寄せ」ロジックを「Mautic」に見る - その1 -

匿名データを「リード」として管理・育成するマーケティングオートメーション・ツールでは、様々なチャネルから訪れるユーザーがどの過去訪問ユーザーと同一であるかを割り出す「タギング」の作業がとても重要となります。 オープンソースのマーケティングオ…

マーケティングテクノロジストというキャリアパス

「マーケティングのプロとテクノロジーのプロが半々に混じった最高のハイブリッド」としてのマーケティングテクノロジストというキャリア。 国内ではこのキャリアに関するUSの動向が2015年頃に数回紹介された 1 あと、2017年に西井敏恭氏がオイシックスドッ…

「FingerPrint2」に見るブラウザフィンガープリントの最新事情 - その1 -

AppleのSafari11.0から搭載されたITP(Intelligent Tracking Prevention)では、サードパーティのCookieを使った広告配信やサイトトラッキングに大きな制限が設けられました。 プライバシー保護の観点からCookieの使用が制限される流れがあるなか、Cookieや…

マーケティングファネルを時代遅れにした3つの要因

マーケティングを考えるうえでよく使われてきたモデルが、マーケティングファネル。しかしマーケティングファネルの考え方は今日のマーケティングにおいて時代遅れになってきているのではないでしょうか。 マーケティングファネルとは マーケティングファネ…

マーケティングの「投資回収期間」指標管理の実際

財務のあらゆる局面において投資回収期間(英語でPayback Period)が重要なことは言うまでもありません。マーケティング予算の管理においても、この概念を目標管理することは経営との接続の意味でも重要です。 しかしマーケティングにおける投資回収期間の測…

オープンソースライブラリ「Ouibounce」の実装から「Exit Intent Technology」を垣間見る

LPO(ランディングページ最適化)を実施するうえでは、マウス操作などからユーザーの志向や心理を読み取り、離脱しそうなユーザーに対してのみコミュニケーションの追加実施することが有用です。この領域はUSでは「Exit-Intent Market」などとして既に市場化…

データドリブンによるセレンディピティの可能性

マーケティングにおける「最適停止理論」 「最適停止理論」とは、期待報酬を最大化したり期待コストを最小化するために特定の行動をとる最適なタイミングを選択決定する理論。 よく使われる例は、恋人を探す求婚者で、TEDでも紹介されています。ある候補者と…

「CDP」(Customer Data Platform)とは何か

CDP

注目の集まるCDP 日本でも良くその名前を聞くようになった「CDP」(Customer Data Platform)。世界的には2016年後半から徐々に注目が集まるようになったようです。 trends.embed.renderExploreWidget("TIMESERIES", {"comparisonItem":[{"keyword":"customer …

「すべての顧客は等しく重要」という幻想

データ・ドリブンなマーケティングを実施するにあたり、「すべての顧客は等しく重要」という幻想を捨て去ったときに大きなビジネスチャンスが見えてくることは少なくありません。 すべての顧客は等しく重要......ではない 企業の顧客対応の現場において、あ…

持続的競争優位性をもたらすマーケティング・プロセス

企業間のマーケティング格差 「データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標」の中で、マーク・ジェフリーが「戦略的マーケティングROI:神話と現実」と題した自身の調査研究の結果を紹介しています。 ※調査はアンケートによる調査で、2…

「Gang of Four」とMarTech

Apple、Google、Facebook、Amazon、4社を合わせて「Gang of Four」(もしくはAGFA)と言われます。 これにMicrosoftを加えた5社が、現在のデジタルマーケティング環境に与えた影響は無視することができません。 「Gang of Four」が生んだ現在のデジタルマー…

「AI接客」は人の心を捉えるのか

「Web接客」や「チャットボット」の今後を占ううえで、「AI接客」が人の心を捉えうるのかは重要な論点で、ロボット工学でもこのような観点からの実験結果が生まれています。 ロボットによるリアル接客実験 ロボット工学で有名な石黒教授の実験で、大阪タカシ…

マーケティングコミュニケーションを語源から考える

コミュニケーションとは 「もうちょっとコミュニケーションを取ろう」 「あいつはコミュ力が高い」 などと、ふだん何気なく用いている言葉。 コミュニケーションを直訳すると、「意思疎通」。 でもこれだとコミュニケーションの本質はぼやけてしまいます。 …

古くて新しい「MarTech」が顧客体験を進化させる

スタートアップ界隈では、「X-Tech」というように「Tech」が付く用語がよく利用されます。 例えば「FinTech(Finance×Technology)」や「EdTech(Education×Technology)」など。 そのなかに、日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、「MarTech(マーテック)…